優先順位
サービス業だけではなく仕事は優先順位を間違える大変なことになる。
僕の場合は飲食店での経験が多すぎるため仕事≒飲食店の業務になってしまう。
結構洗い場を軽視している店長さんや職人さんを見かけるが僕は洗い場をうまく回せないスタッフは信用しません。
理由は以下の通りです。
①飲食店あるあるですが経費節減のために必ず不足している食器があるのでその食器を優先的に洗わないと円滑な営業が出来ない。
②食器洗浄機は1回使用するだけでそれなりの経費がかかるので効率よく洗浄機を使えないと無駄な経費がかかる。具体的にはラックを食器で満タンにして洗い残しのない配置を考えて洗浄機にかける。また慌てて食器を割るスタッフも少なくない。※大きい物だと10円以上20年前ぐらいでは具体的に17円と言われたこともあります。
③洗い物はメインの仕事ではなく洗い物をしながらほかの作業を並行して行うことが出来て一人前だと考えています。足りない食器を優先的にキッチンに戻す。厳しいポジションのフォローをする。調理補助が出来なくても皿を出すだけでも提供速度は上がります。ホール未経験だとしても新規のお客様が重なって案内が遅れている場合などは店の入口でお客様に声をかけるだけでもお客様のイメージが全然違います。不景気が続いている日本はお客様が待つことに不慣れな場合も少なく無くて入口で声もかけずにお待たせすると『お帰りになったり』『口コミサイトにクレーム投稿』をされることもゼロではありません。30年前なら週末のピーク帯は繁華街なら30分待ちは繁盛店でなくても当たり前でしたが今は時代が大きく変わりました。
以上の理由から洗い場は飲食店を営業するために軽視してはいけないポジションだと考えます。ですから週末にある程度経験のあるスタッフでシフトを組めた場合は全ポジションが出来るスタッフを洗い場兼フォロー係に選ぶようなシフト組をして当日のイレギュラーにも対応出来る様にする事もあります。
バッシング、テーブル管理、調理する順番なども優先順位を間違えると円滑な営業とは程遠い営業になります。