人財
長く飲食店で働いた経験から飲食店が繁盛するための大事な事柄だと思います。
飲食店はまだまだ古い考え方が抜け切れていないと感じています。きちんとした『育成システム』を確立していない。人員不足が慢性化している業界なのにその対策が全く機能していない。学生でもフリーターでも勤務歴が半年もあれば大体の作業は覚えられる。『一人前』のスタッフとしてかなりの戦力になるはずです。一年以上勤務している慣れているスタッフの欠員を埋めるには慣れていないスタッフ2名必要になるくらい差が出ます。
人財の確保とはいかに『仕事を続ける環境』を作ることが大切になるという事です。その為には『新しいスタッフの育成環境』を整備しなければいけません。これを徹底するとスタッフの継続率が上がる以外にも利点があります。①求人費用が減る。②スタッフのレベルの底上げがしやすくなる。③人件費の調整がしやすくなる。①についてが説明はいらないですよね。②は育成システムが出来ていない会社(お店)だと新人にちゃんとした教育が出来ないスタッフが多く新人スタッフが成長するのに時間がかかります。そうすると未熟なスタッフが接客や調理をする時間が増えることになり自然とお店のスタッフのレベルが下がります。③も近い感覚ですね。不慣れな新人スタッフを育成するのに無駄な時間がかかるとその分フォローする時間が増えて通常のスタッフだけで営業するより労働時間は長くなりやすく人件費の圧迫につながります。新人を一定期間プラス1名のシフトを作成している会社(お店)も少なくありません。スタッフが長続きしない環境だと余分な経費がかかりサービスや料理のクオリティが下がるリスクがあるという事です。求人費用を必要経費として高く設定することが間違えだと思います。
僕がそのための基準になる目標設定は『学生アルバイトが社員になりたいと思える環境づくり』です。